固定電話回線の新規の工事内容、費用とは?
現在はスマホがあれば生活にほとんど支障がありませんが、就活をしたり銀行から借入したりする際などは固定電話がやはり必要なこともあります。固定電話はこのように必要であるため新規に加入したいと思っている人もいるでしょう。
ここでは、固定電話回線の新規の工事内容、費用についてご紹介します。この記事を読んでいただくと固定電話回線の新規の工事内容と費用が分かるので加入する前に一度、参考にしていただければと思います。
1、固定電話回線の新規の工事内容
ここでは、固定電話回線の新規の工事内容としてIP電話回線、NTTの固定電話回線についてご紹介します。
・IP電話回線
IP電話回線はADSLなどのネット回線を利用し、ネット回線からの引込線、ケーブルモデム、ターミナルアダプタ、電話機が必要になりますが工事は1時間~2時間程度で終わります。
NTTなどがサービスしているIP電話回線のひかり電話回線は光ファイバーケーブルを利用し、光ファイバーケーブルからの引込線、光コンセント、ルーター、電話機が必要になりますが工事は2時間程度で終わります。
IP電話回線とひかり電話回線は次のようなことなどが違っています。
- 安定性はIP電話回線よりひかり電話回線の方が優れている
- 通話品質はIP電話回線よりひかり電話回線の方が優れている
- フリーダイヤルはIP電話回線は使えないがひかり電話回線は使える
このように、安定性、通話品質はひかり電話回線の方がIP電話回線より優れており、さらにフリーダイヤルも使えることからトータル的にはひかり電話回線の方がおすすめでしょう。
・NTTの固定電話回線
NTTの固定電話回線はNTTの電話網からの引込線、保安器、さしこみ口、電話機の屋内配線工事が必要になります。NTTの固定電話回線の工事をする際は、この中で不足している箇所を接続する工事が必要になります。
2、固定電話回線の新規の工事費用
ここでは、固定電話回線の新規の工事費用としてIP電話回線、NTTの固定電話回線についてご紹介します。なお、価格は全て税抜きになります。
・IP電話回線
IP電話回線の場合はネットを利用する際にさまざまな工事が必要になります。IP電話回線を利用する際にプロバイダーが同じであれば工事は容易にできますが、工事内容と工事費用は利用する人の状況によって違います。
また、IP電話回線を利用する場合は、基本料金以外に工事費用が大幅に安くなったり無料になったりするキャンペーンを行っている場合も多くあります。工事費用がかかるのはNTTの固定電話回線から同じ電話番号にするポータビリティの場合で3,000円程度トータルでかかります。
ひかり電話回線の場合は平均的な費用は3,000円程度ですが、以前に入っていた電話を止めてひかり電話回線にすれば1,000円がさらに必要になります。
・NTTの固定電話回線
新規の場合の工事費用はかかりませんが、36,000円が施設設置負担金として必要になり、これ以外に800円の契約料がかかります。電話加入権の中古品や借用(ライトプラン)の場合の工事費用は、基本工事費、交換機などの工事費、機器工事費、屋内配線工事費をトータルしたものになります。
屋内配線工事が不用で基本工事費のみであれば2,000円だけになり、交換機などの工事をしても1,000円をプラスして3,000円になります。屋内配線工事が必要であれば最低でも工事費用の4,500円がかかるため2,000円の基本工事費をプラスすると6,500円になり、これ以外にどのような電話機にするかによって費用は違ってきます。
3、電話加入権は購入するのがオススメか?
電話加入権は不要になってもNTTでは引取してくれませんし、契約を解除すれば電話加入権もなくなって全く意味がなくなるので、一般的には休止扱いにします。格安の電話加入権があらゆるところで販売されていますが、ほとんどは以前他の人が使用していて休止した中古品です。電話加入権が安くなったことによって、中古のマーケットの価格もだんだん下がっており、現在は3,000円程度でも購入できるようです。
電話加入権を購入する場合と借用する場合の月々の基本料金は250円の違いのみですが、1年間の基本料金は3,000円の違いになります。先にご紹介したように格安の電話加入権が3,000円で購入できるため、固定電話を長年使用するのであれば電話加入権を購入する方がおすすめです。
後からでも電話加入権は購入できるため、最初の契約はライトプランにすると基本料金を安くできます。なお、価格は全て税抜きになります。
4、まとめ
ここでは、固定電話回線の新規の工事内容、費用についてご紹介しました。
固定電話回線の新規の工事内容、工事費用はIP電話回線、NTTの固定電話回線でそれぞれ違っています。電話加入権は後からでも購入できるため、最初の契約はライトプランにして基本料金を安くするのもいいと思います。
固定電話回線の新規の工事をする場合は、ここでご紹介したような固定電話回線の新規の工事内容、費用についてぜひ参考にしてください。