法人用の電話回線を引く際におすすめの回線とは?
これから法人を立ち上げて電話回線を引きたいと考えている人もいるのではないでしょうか。
しかし、初めて法人として電話回線を引く場合は、いろいろな回線があるためどのようなものがいいかよく分からないでしょう。ここでは、法人用の電話回線を引く際におすすめの回線についてご紹介します。
1、法人用の電話回線の種類
法人用の電話回線の種類としては、アナログ回線、IP電話、ISDN回線、光回線があります。
・アナログ回線
アナログ回線は、銅線を使用してデータと音声の送受信を行っておりNTTとそれぞれの企業を接続する古くからあるものです。
・ISDN回線
ISDN回線は、アナログ回線で使用している銅線を利用するものでデジタル回線ともいわれています。古くからある回線を利用するため屋外配線工事を新しくする必要がなく、コストや手間がかかりません。
ISDN回線の場合はデジタル信号に変えて音声を送るのでクリアな音声になり、さらに多くの情報がやり取りできます。
・光回線
光回線は光ファイバーを利用するもので、この中を光が移動することによってデータや音声をやり取りするようになっています。光のスピードはアナログ回線の電気より速いので、すばやく情報を伝えることができます。
次のような理由などで企業では光回線を利用しているところが多くあります。
- 電話の基本料金が安い
- 通話料金が安い
- インターネットの料金など全て含めると光の方が安くなることが多い(1回線のみの利用であれば同じぐらいの料金であるが2回線以上の利用なら光の方が安くなる)
・IP電話回線
IP電話回線はインターネット回線を利用するもので、050番号、YahooBBのBBフォンなどがあります。
プロバイダが同じであればIP電話回線は通話料がかからないので、非常にメリットがあるため多くの企業が利用しています。
IP電話回線を利用するためには、プロバイダに加入してネットワークのASDLや光ファイバーというようなものが利用できる環境を整備する必要があります。
2、法人用の電話回線を引く際におすすめの回線
法人用の電話回線としては先にご紹介したようにアナログ回線、IP電話、ISDN回線、光回線がありますが、特にソフトバンクのおとくライン、光回線、クラウドPBXがおすすめです。
・ソフトバンクのおとくライン
ソフトバンクのおとくラインは電話回線を利用して、NTTの交換機の変わりにソフトバンクの交換機を経由させる電話サービスです。ソフトバンクのおとくラインの場合は、電話回線をNTTライトプランのものからソフトバンクのものに変えることによって毎月1回線あたり400円(税抜)低減することができます。
このように安くなるのは、先にご紹介したようにソフトバンクのおとくラインはNTTの通信設備を使用しないためで、毎月の基本料金が安くなるだけでなく高いレベルのサービスを受けることができます。
・光回線
光回線はいろいろなものがありますが、ここではNTTひかり電話オフィスタイプについてご紹介します。
月額料金としては、電話の基本料金が1300円、追加番号の料金は1つの番号あたり100円、追加チャネルの料金は1つのチャンネルあたり400円、オフィス用ルーターレンタル料がかかります。
利用できるオプションとしてはナンバーディスプレイ、転送電話、キャッチホン、グループ通話定額などがありますが、オプション料金とが別にかかります。また、これに別途インターネットの利用料金とプロバイダー料金がかかります。
・クラウドPBX
クラウドPBXはインターネット回線を利用するもので、オフィスの中に設置しているPBXをインターネット上に準備したものです。インターネット環境を整備することによって外線通話・内線通話や転送などができ、安くてすぐにスタートできるものです。
クラウドPBXは一般的に工事が不用ですが、インターネット回線を取得したりサーバーを登録したりするなどのためにイニシャルコストがかかります。イニシャルコストの相場は10,000円くらいになっており、安い場合は5,000円~もあります。
また、毎月の基本料金の相場は2,000円~になっており、内線の回線数によって違う場合がありますが、一般的に5回線で10,000円くらいです。
3、まとめ
ここでは、法人用の電話回線を引く際におすすめの回線についてご紹介しました。
法人用の電話回線の種類はアナログ回線、ISDN回線、光回線、IP電話回線がありますが、法人用の電話回線としてはこのような中で特にソフトバンクのおとくライン、光回線、クラウドPBXがおすすめです。
法人用の電話回線を引く場合は、ここでご紹介したようなおすすめの回線についてぜひ参考にしてください。