電話回線を増やす流れを紹介!1本増やすのに15,000円?
社員が新しく入ったために電話回線を増やすこともあるのではないでしょうか。しかし、初めて電話回線を増やす際はどのような流れになるかなどがよく分からないと思います。
ここでは、電話回線を増やす流れと工事内容、かかる料金についてご紹介します。この記事を読んでいただくと1本の電話回線を増やす際にかかる料金などが分かるので、参考にしていただければと思います。
1、電話回線を増やす流れとは?
従来のビジネスフォンに電話回線を新しく増やす場合は、現在使っている主装置で何台まで電話回線を繋げるかをまずチェックする必要があります。例えば、電話回線を新しく10回線増やしたいにも関わらず主装置で残り5台分しか電話回線が繋げなければ主装置を新しくしたりする必要があります。
主装置の中には基板が入っており、主装置の機能などがこの基板によって違ってきます。また主装置そのものに入る基板数にも上限があるため主装置を規模によって変える必要がでてくる場合があります。
なお、主装置に繋げる余裕があっても電話回線を繋ぐのみではビジネスフォンとして使用できません。というのは、増やす電話回線に関しては主装置サイドと交換機サイドで外線着信や内線番号の設定がそれぞれ必要になるためです。基本的にこのような設定は電話工事の業者に頼む必要があります。
勝手に自社で対応しようとして機器の設定を間違ったり現在使っている電話回線の配線を間違って引き抜いたりすれば、業者が修理するまで電話回線が全く使用できないなどの場合もあり得るため、必ず電話回線を増やす工事は業者に頼むようにしましょう。
2、電話回線を増やす際の工事内容とは?
電話回線を増やす際は次のような工事内容になります。
顧客サイドで電話回線を増やす計画を立案した後、顧客の計画内容に応じて業者が部品を注文して工事を始めます。前もって顧客から指示したレイアウトに従って、カーペットを取り除いて電話線を配線し、内線設定、外線ボタン設定、転送設定、留守番電話設定などを行います。
主装置と1本ずつ電話回線、電話線を丁寧に繋いでいきますが、配線が切断されると電話機が使えなくなるため配線が露出していないかチェックしてきれいに配線をまとめます。
顧客が指示したように工事が間違いなく実施されているかを顧客とチェックし、もし指示したような工事が実施されていなければ修正工事をすぐに行います。作業が全て終わった場合は作業完了書に捺印します。
3、電話回線を増やす際にかかる料金とは?
電話回線を増やす際にかかる料金については、都内の電話工事の業者のホームページなどに掲載されています。このような電話回線を増やす際にかかる料金を見てみれば、1回線増やす際の料金の相場は主装置を設定する料金、電話を繋ぐ料金、備品のケーブルなどの料金をトータルして約15,000円〜20,000円程度のようです。
当然ですが、電話機を増やす数や工事にかかる手間、社内の配線の状況などによって料金は違ってくるため、前もって見積りを入手する必要があります。
では、電話回線を増やす際はどのような場合に料金が高くなるのでしょうか?電話回線を増やす際は主装置を交換する必要があると料金が高くなります。
当然ですが、ビジネスフォンということでも電話機をいくらでも繋げるということではなく、例えば、ビジネスフォンの約半分のシェアがあるNTTの場合は電話機の上限の台数が次のようになっています。
- Sサイズの主装置の場合は10台
- Mサイズの主装置の場合は30台
- Lサイズの主装置の場合は80台
- Lサイズの主装置+拡張ユニットの場合は480台
それぞれのサイズの上限の台数をオーバーすれば主装置自体を換える必要があり、この際は主装置に接続されている全ての配線を取り外して再度新しいものに接続する必要があるため工事費用も部材費用も余分にかかります。また、電話機の上限の台数をオーバーしていない場合でも、内部に組み込む基板が増やせる上限をオーバーすれば主装置を換える必要があるため注意しましょう。
4、まとめ
ここでは、電話回線を増やす流れと工事内容、かかる料金についてご紹介しました。
電話回線を増やす際は現在使っている主装置で何台まで電話機を繋げるかをチェックしますが、必ず業者に頼むようにしましょう。電話回線を増やす際の工事内容としては、顧客サイドで電話回線を増やす計画を立案した後、顧客の計画内容に応じて業者が部品を注文して工事を始めます。
電話回線を増やす際にかかる料金については都内の電話工事業者のホームページなどに掲載されていますが、1回線増やす際の料金の相場は主装置を設定する料金、電話を繋ぐ料金、備品のケーブルなどの料金をトータルして約15,000円〜20,000円程度のようです。
電話回線を増やす場合は、ここでご紹介したような電話回線を増やす流れと工事内容、かかる料金についてぜひ参考にしてください。