電話回線を複数利用でコストを一番安く抑える方法!
電話回線を複数利用したいと考えている会社もあるのではないでしょうか。電話回線を複数利用する際は工事費用や回線使用料のコストがかかるため安くすることが大切です。
ここでは、電話回線を複数利用する際に工事費用や回線使用料のコストを一番安く抑える利用法についてご紹介します。
1、電話回線を複数利用ならアナログよりISDN、ISDNより光がおすすめ
ここでは、電話回線を複数利用する際のアナログ、ISDN、光のそれぞれの特徴についてご紹介します。
・アナログの特徴
アナログはメタル線を使った最も古くからあるもので特徴としては、
- 障害に対して強い
- 通話料、料金が割高である
ことが挙げられます。
・ISDNの特徴
ISDNは、電話やFAX以外にデジタル信号によって全ての通信を統一して、標準化したインタフェースによってトータル的にサービスを行うネットワークです。簡単にいうと新しいデジタル信号を利用した電話で特徴としては、
- アナログではないデジタルなネットワークである
- ターミナルアダプタを使用すると現在の電話機などが利用できアナログより通信速度が速くなる
- 1回線で同時に2回線分が利用できる(2番号目の基本料金は毎月300円)
- アナログ2回線分の基本料金よりもISDN1回線で2番号利用した方が安い
例えば基本料金はNTTの事務用の3級局のプッシュ回線の場合はアナログ回線では2,500円×2回線=5,000円ですがISDN回線では3,530円+300円=3,830円で利用できるので、毎月1,170円お得に利用ができます。
・光の特徴
光は光ケーブルを使った電話で特徴としては、
- 価格が安い(1番号目の電話の基本料金は毎月500円)
- 2番号目の基本料金は毎月100円である
ことが挙げられます。
アナログの場合は基本料金は例えばNTTの事務用の3級局のプッシュ回線の場合は2,500円ですが、光の場合は500円であるためアナログの5分の1になります。通話料も次のようにアナログよりも光が安くなっています。
- 携帯電話にかける際は1分あたりアナログの場合は20円~40円(ドコモ、au、ソフトバンクなどのかけるキャリアによって違う)であるが、光の場合は全て16円である
- 固定電話にかける際は3分あたりアナログの場合は8円~80円(距離によって違う)であるが、光の場合は全て8円である
このようなアナログ、ISDN、光のそれぞれの特徴を比較すると、アナログよりもISDN、ISDNより光が毎月の基本料金が安いのでおすすめであることがわかります。
2、光がエリア外ならソフトバンクのおとくラインかクラウドPBXがおすすめ
電話回線を複数利用なら光がおすすめですが、光がエリア外の場合はソフトバンクのおとくラインかクラウドPBXがおすすめです。ここでは、ソフトバンクのおとくラインとクラウドPBXのそれぞれの特徴についてご紹介します。
・ソフトバンクのおとくラインの特徴
ソフトバンクのおとくラインは、NTTの交換機を経由せずにソフトバンクの交換機を経由するようになるサービスで、アナログとISDNがサービス提供されています。NTTの通信設備を利用しないので毎月の基本料金が安くなるだけでなく、高いレベルのサービスが受けられ、110番、119番、118番への通話もできます。
NTTの電話とほとんど同じようなサービスが受けられるだけでなく、現在のビジネスフォンなどもそのまま使用でき、セットでADSLと利用すると割安になるプランもあります。
・クラウドPBXの特徴
PBXとは主装置あるいは構内交換機ともいわれており、内線で通話したり、かかってくる外線電話を別の電話機に転送したりするなど、いくつもの内線や外線の管理をまとめて行うものです。一般的なPBXの場合はPBXをオフィスに設置していますが、クラウドPBXの場合はPBXをインターネット上に設置するような感じになるので電話回線などの配線工事や設置工事、主装置などの初期設定などが必要ありません。
また、ビジネスに役に立つ豊富な機能が利用でき、ランニングコストも安くなるため導入する会社も多くなっています。PBXの設置や専用の子機、配線工事が不要であることが最大のメリットで、イニシャルコストが安くなり、移転したり増設したりする際もコストがかかりません。
クラウドPBXとしては次のようなところなどがおすすめです。
- オフィスリンク(https://www.nttdocomo.co.jp/biz/service/officelink/)
- BIZTEL コールセンター(https://biztel.jp/cs/)
- ひかりクラウドPBX(https://www.ntt-west.co.jp/business/service/pbx/)
3、まとめ
ここでは、電話回線を複数利用する際にコストを一番安く抑える利用法についてご紹介しました。
電話回線を複数利用ならアナログよりISDN、ISDNより光がおすすめです。ISDNは新しいデジタル信号を利用した電話で、ターミナルアダプタを使用すると現在の電話機や高速通信などが利用できる、1回線で同時に2回線分が利用できるなどの特徴があります。光は光ケーブルを使ったもので毎月の基本料金が安いことが特徴です。
電話回線を複数利用なら光がおすすめですが、光がエリア外の場合はソフトバンクのおとくラインかクラウドPBXがおすすめです。ソフトバンクのおとくラインは毎月の基本料金がNTTよりも安くなります。またクラウドPBXはPBXをインターネット上に設置するような感じになるので工事が不用でイニシャルコストが安くなります。
電話回線を複数利用する場合は、ここでご紹介したようなコストを一番安く抑える利用法についてぜひ参考にしてください。